- 暗号通貨ポートフォリオを作成して3か月が経過したので,9月末時点の状況をまとめてみた。まずビットコイン建ての価格変動は以下の通り。ちなみに1BTCは,ポートフォリオ作成時は691.6ドルだったが,9月末時点では605.0ドルとなっている。
 - 一方で,リバランスにより保有数量は次のように変動している。
 - この結果,ポートフォリオは次のような状態となっており,ビットコイン建てで合計160.4721BTC。1BTC=6万1304円とすると,円建てでは合計983万7685円。
 - ちなみに,それぞれの通貨の今後の見通しについて私の考えは以下の通り。画像はいずれも9月30日時点の日足チャートだが,この記事を準備しているうちにけっこう動いてしまっているので,チャート分析は後講釈ぎみになっている。
 - 基本的に,「高値の切上げ,安値の切上げ」が続けば上昇相場(強気),「高値の切下げ,安値の切下げ」が続けば下落相場(弱気)と判断している。まあ,トートロジーみたいだけど。
 - 短期売買をするわけではないので,見ているのは日足と4時間足だけで,それよりも細かいチャートはほとんど見ていない。本当は週足と月足も見たいのだけれど,POLONIEXに表示する機能がない。
 - XMRは9月3日に上場来高値を付けた後に下落し,高値(0.019付近)と安値(0.014付近)を1回ずつ作っている。
 - この状態から0.019付近を再度上回ってくれば強気と判断できたが,逆に直近で0.014付近を下まわってしまっている。これはいわゆる「ダブルトップ」が完成した状態なので,今後の見通しは「弱気」。
 - FCTは7月17日に年初来安値を付けた後に下値の切り上げが続いている。このようなチャートは「なべ底型」などと呼ばれていて強気と判断できる。
 - ただし直近で支持線を割っているように見えるのが気がかり。9月4日の安値(0.0038付近)も割り込むとダブルトップ完成で弱気と判断せざる得ない。今後の見通しは「中立」。
 - XRPも6月13日に年初来安値を付けた後,下値の切り上げが続いていて強気と判断。長めの上ひげが何度か出ていることにも上昇の可能性を感じる。
 - ひげが長いせいできれいな線を引くことができないが,0.0000115~0.0000130付近に抵抗線があり,これを超えたので上昇に弾みがついたのでは。今後の見通しは「強気」。
 - SYSは5月28日に安値を付けた後,下値の切り上げが続いていて悪くない感じ。しかし,3月1日の高値(0.0000275付近)を超えてこないと強気とは判断できずハードル高め。
 - 直近で支持線を割っているように見えることも気がかり。ダブルトップもあるね。今後の見通しは「中立」。パフォーマンスはそこそこなのだが,出来高が少ないのですべて処分してしまうかもしれない。
 - ETHは6月18日にネックラインを割ってダブルトップ完成だったが,そこから切り返して「だまし」となっている。ここは注目に値するポイント。これで底打ちだったろう。
 - 以後は下値の切り上げが続いていて底堅い。0.023付近の抵抗線を突破すれば強気と判断できるが,時間の問題だろう。今後の見通しは「強気」。
 - BTCは6月17日に年初来高値(780ドル付近)を付けた後,8月2日に645付近まで下落し,その後はやや持ち直している。ここから下落するイメージはないが,上昇するにもパワー不足でしばらく横ばいとみる。
 - 以前と同様に,6か月くらいの長期の三角保ち合い(上値を切下げ,下値を切り上げる状態)となってパワーをため,煮詰まりきったところで上にブレイクするのでは。660ドル付近まで上昇すれば強気と判断できる。今後の見通しは「中立」。
 - OBITSの前にBTSについて。6月17日に安値を付けた後,下値切上げが続いていて悪くない感じだった。8月29日に抵抗線を突破し,本格的な上昇開始かと思いきや,逆に下落して「だまし」になってしまっている。
 - その後に支持線も割り込み,いったん奪還に向かって失敗しているのも印象が悪い。今後の見通しは「やや弱気」。
 - OBITSは,コンセプトは嫌いではないのだが,出来高が危機的に少なくて全くお勧めできない。配当方法を変更するかどうかの投票をやっているが,現在の方法が機能しているとは言えず,おそらく変更されるのではないか。
 - XEMは,6月28日に年初来高値をつけた後に下落し,安値(0.000008付近)と高値(0.000012付近)を1回ずつ作っている。
 - この状態から0.000012付近を再度上回ってくれば「二番底確認」で強気と判断できたが,逆に直近で0.000008付近を下まわってダブルトップ完成。今後の見通しは「弱気」。
 - SCは6月28日に年初来高値を付けた後に下落。9月7日に安値(0.0000007付近)を付けた後に急反発しているが,高値を維持できておらず強気に転じたとは評価できない。
 - 7月15日の高値(0.0000012付近)を超えないと強気とは判断できないだろうがハードル高め。逆に0.0000007付近を再度下まわると,下げ止まっていないことになり弱気と判断せざるを得ない。今後の見通しは「やや弱気」。
 - LSKは上場後に長期低迷中だが,意図的に買い集めている。8月1日に上場来安値(0.0003付近)を付け,その後は若干反発して横ばい。
 - 0.0003付近を再度下まわってくれば弱気。0.0005付近の抵抗線を突破してくれば「二番底確認」で強気だが,まだ時間がかかりそう。今後の見通しは「中立」。
 
| 通貨 | FP作成時 | 28年9月末 | 騰落率 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Monero | 0.001 | 0.014 | +679.4 % | 
| 2 | Factom | 0.001 | 0.004 | +207.3 % | 
| 3 | Ripple | 0.000 | 0.000 | +50.5 % | 
| 4 | Syscoin | 0.000 | 0.000 | +38.6 % | 
| 5 | Ethereum | 0.016 | 0.022 | +36.7 % | 
| 6 | Bitcoin | 1 BTC | 1 BTC | 0 % | 
| 7 | Obits | 0.000 | 0.000 | -9.3 % | 
| 8 | NEM | 0.000 | 0.000 | -10.6 % | 
| 9 | Siacoin | 0.000 | 0.000 | -13.1 % | 
| 10 | Lisk | 0.000 | 0.000 | -40.3 % | 
| 通貨 | FP作成時 | 28年9月末 | 増減率 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Monero | 4,700 | 2,100 | -55.3 % | 
| 2 | Factom | 5,600 | 3,500 | -37.5 % | 
| 3 | Ripple | 957,000 | 1,350,000 | +41.0 % | 
| 4 | Syscoin | 740,000 | 795,000 | +7.4 % | 
| 5 | Ethereum | 560 | 715 | +27.6 % | 
| 6 | Bitcoin | 8.3333 | 14.7000 | +76.4 % | 
| 7 | Obits | 45,000 | 84,500 | +87.7 % | 
| 8 | NEM | 1,010,000 | 1,740,000 | +72.2 % | 
| 9 | Siacoin | 9,300,000 | 14,800,000 | +59.1 % | 
| 10 | Lisk | 13,800 | 34,300 | +148.5 % | 
| 通貨 | 単価 | 数量 | 評価額 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Monero | 0.014 | 2,100 | 29.6940 | 
| 2 | Factom | 0.004 | 3,500 | 16.6140 | 
| 3 | Ripple | 0.000 | 1,350,000 | 19.9125 | 
| 4 | Syscoin | 0.000 | 795,000 | 12.5292 | 
| 5 | Ethereum | 0.022 | 715 | 15.7485 | 
| 6 | Bitcoin | 1 BTC | 14.7000 | 14.7000 | 
| 7 | Obits | 0.000 | 84,500 | 13.6205 | 
| 8 | NEM | 0.000 | 1,740,000 | 12.6150 | 
| 9 | Siacoin | 0.000 | 14,800,000 | 11.6920 | 
| 10 | Lisk | 0.000 | 34,300 | 13.3464 | 



















