2016年10月4日火曜日

暗号通貨ポートフォリオのその後


  • 暗号通貨ポートフォリオを作成して3か月が経過したので,9月末時点の状況をまとめてみた。まずビットコイン建ての価格変動は以下の通り。ちなみに1BTCは,ポートフォリオ作成時は691.6ドルだったが,9月末時点では605.0ドルとなっている。


  • 通貨FP作成時28年9月末騰落率
    1Monero (XMR)0.00181413 BTC0.01414000 BTC+679.4 %
    2Factom (FCT)0.00154437 BTC0.00474686 BTC+207.3 %
    3Ripple (XRP)0.00000980 BTC0.00001475 BTC+50.5 %
    4Syscoin (SYS)0.00001137 BTC0.00001576 BTC+38.6 %
    5Ethereum (ETH)0.01611265 BTC0.02202600 BTC+36.7 %
    6Bitcoin (BTC)1 BTC1 BTC0 %
    7Obits (OBITS)0.00017776 BTC0.00016119 BTC-9.3 %
    8NEM (XEM)0.00000811 BTC0.00000725 BTC-10.6 %
    9Siacoin (SC)0.00000091 BTC0.00000079 BTC-13.1 %
    10Lisk (LSK)0.00065188 BTC0.00038911 BTC-40.3 %


  • 一方で,リバランスにより保有数量は次のように変動している。


  • 通貨FP作成時28年9月末増減率
    1Monero (XMR)4,700 XMR2,100 XMR-55.3 %
    2Factom (FCT)5,600 FCT3,500 FCT-37.5 %
    3Ripple (XRP)957,000 XRP1,350,000 XRP+41.0 %
    4Syscoin (SYS)740,000 SYS795,000 SYS+7.4 %
    5Ethereum (ETH)560 ETH715 ETH+27.6 %
    6Bitcoin (BTC)8.3333 BTC14.7000 BTC+76.4 %
    7Obits (OBITS)45,000 OBITS84,500 OBITS+87.7 %
    8NEM (XEM)1,010,000 XEM1,740,000 XEM+72.2 %
    9Siacoin (SC)9,300,000 SC14,800,000 SC+59.1 %
    10Lisk (LSK)13,800 LSK34,300 LSK+148.5 %


  • この結果,ポートフォリオは次のような状態となっており,ビットコイン建てで合計160.4721BTC。1BTC=6万1304円とすると,円建てでは合計983万7685円。


  • 通貨単価数量評価額
    1Monero (XMR)0.01414000 BTC2,100 XMR29.6940 BTC
    2Factom (FCT)0.00474686 BTC3,500 FCT16.6140 BTC
    3Ripple (XRP)0.00001475 BTC1,350,000 XRP19.9125 BTC
    4Syscoin (SYS)0.00001576 BTC795,000 SYS12.5292 BTC
    5Ethereum (ETH)0.02202600 BTC715 ETH15.7485 BTC
    6Bitcoin (BTC)1 BTC14.7000 BTC14.7000 BTC
    7Obits (OBITS)0.00016119 BTC84,500 OBITS13.6205 BTC
    8NEM (XEM)0.00000725 BTC1,740,000 XEM12.6150 BTC
    9Siacoin (SC)0.00000079 BTC14,800,000 SC11.6920 BTC
    10Lisk (LSK)0.00038911 BTC34,300 LSK13.3464 BTC


  • ちなみに,それぞれの通貨の今後の見通しについて私の考えは以下の通り。画像はいずれも9月30日時点の日足チャートだが,この記事を準備しているうちにけっこう動いてしまっているので,チャート分析は後講釈ぎみになっている。

  • 基本的に,「高値の切上げ,安値の切上げ」が続けば上昇相場(強気),「高値の切下げ,安値の切下げ」が続けば下落相場(弱気)と判断している。まあ,トートロジーみたいだけど。

  • 短期売買をするわけではないので,見ているのは日足と4時間足だけで,それよりも細かいチャートはほとんど見ていない。本当は週足と月足も見たいのだけれど,POLONIEXに表示する機能がない。


  • XMRは9月3日に上場来高値を付けた後に下落し,高値(0.019付近)と安値(0.014付近)を1回ずつ作っている。

  • この状態から0.019付近を再度上回ってくれば強気と判断できたが,逆に直近で0.014付近を下まわってしまっている。これはいわゆる「ダブルトップ」が完成した状態なので,今後の見通しは「弱気」。


  • FCTは7月17日に年初来安値を付けた後に下値の切り上げが続いている。このようなチャートは「なべ底型」などと呼ばれていて強気と判断できる。

  • ただし直近で支持線を割っているように見えるのが気がかり。9月4日の安値(0.0038付近)も割り込むとダブルトップ完成で弱気と判断せざる得ない。今後の見通しは「中立」。


  • XRPも6月13日に年初来安値を付けた後,下値の切り上げが続いていて強気と判断。長めの上ひげが何度か出ていることにも上昇の可能性を感じる。

  • ひげが長いせいできれいな線を引くことができないが,0.0000115~0.0000130付近に抵抗線があり,これを超えたので上昇に弾みがついたのでは。今後の見通しは「強気」。


  • SYSは5月28日に安値を付けた後,下値の切り上げが続いていて悪くない感じ。しかし,3月1日の高値(0.0000275付近)を超えてこないと強気とは判断できずハードル高め。

  • 直近で支持線を割っているように見えることも気がかり。ダブルトップもあるね。今後の見通しは「中立」。パフォーマンスはそこそこなのだが,出来高が少ないのですべて処分してしまうかもしれない。


  • ETHは6月18日にネックラインを割ってダブルトップ完成だったが,そこから切り返して「だまし」となっている。ここは注目に値するポイント。これで底打ちだったろう。

  • 以後は下値の切り上げが続いていて底堅い。0.023付近の抵抗線を突破すれば強気と判断できるが,時間の問題だろう。今後の見通しは「強気」。


  • BTCは6月17日に年初来高値(780ドル付近)を付けた後,8月2日に645付近まで下落し,その後はやや持ち直している。ここから下落するイメージはないが,上昇するにもパワー不足でしばらく横ばいとみる。

  • 以前と同様に,6か月くらいの長期の三角保ち合い(上値を切下げ,下値を切り上げる状態)となってパワーをため,煮詰まりきったところで上にブレイクするのでは。660ドル付近まで上昇すれば強気と判断できる。今後の見通しは「中立」。


  • OBITSの前にBTSについて。6月17日に安値を付けた後,下値切上げが続いていて悪くない感じだった。8月29日に抵抗線を突破し,本格的な上昇開始かと思いきや,逆に下落して「だまし」になってしまっている。

  • その後に支持線も割り込み,いったん奪還に向かって失敗しているのも印象が悪い。今後の見通しは「やや弱気」。

  • OBITSは,コンセプトは嫌いではないのだが,出来高が危機的に少なくて全くお勧めできない。配当方法を変更するかどうかの投票をやっているが,現在の方法が機能しているとは言えず,おそらく変更されるのではないか。


  • XEMは,6月28日に年初来高値をつけた後に下落し,安値(0.000008付近)と高値(0.000012付近)を1回ずつ作っている。

  • この状態から0.000012付近を再度上回ってくれば「二番底確認」で強気と判断できたが,逆に直近で0.000008付近を下まわってダブルトップ完成。今後の見通しは「弱気」。


  • SCは6月28日に年初来高値を付けた後に下落。9月7日に安値(0.0000007付近)を付けた後に急反発しているが,高値を維持できておらず強気に転じたとは評価できない。

  • 7月15日の高値(0.0000012付近)を超えないと強気とは判断できないだろうがハードル高め。逆に0.0000007付近を再度下まわると,下げ止まっていないことになり弱気と判断せざるを得ない。今後の見通しは「やや弱気」。


  • LSKは上場後に長期低迷中だが,意図的に買い集めている。8月1日に上場来安値(0.0003付近)を付け,その後は若干反発して横ばい。

  • 0.0003付近を再度下まわってくれば弱気。0.0005付近の抵抗線を突破してくれば「二番底確認」で強気だが,まだ時間がかかりそう。今後の見通しは「中立」。