- あえて,新書風に刺激的なタイトルをつけてみましたが。
- 海外投資に為替リスクがあるだろうことは否定しない。問題は「には」の部分で,ここには「国内投資に為替リスクはないが,海外投資には為替リスクがある」という意味が込められている。
- 私が問題にしたいのは,この「国内投資に為替リスクはない」という部分。これは正しいだろうか。
- 「国内投資に為替リスクはない」という発想になるのは,為替レートがいかに変動しようが日本円の価値は固定していて動かないと考えるためだろう。
- 確かに,日本円で300万円を持っている場合,ドル円レートが1ドル75円であっても120円であっても,300万円は300万円であって数字上の変化はない。
- しかし,これは一面的なものの見方ではなかろうか。日本円の価値も固定したものではなく,数字上の変化はなかったとしても,為替レートの変動に伴って日々変動しているとみるべきだろう。
- 外貨に換算をしてみればよく分かる。前述の300万円は1ドル75円のときは4万ドル(300万÷75)であるが,1ドル120円のときは2万5000ドル(300万÷120)で,その差は約40パーセント。この差は無視をしてよいものなのだろうか。
- 日本国内にいて日本円で生活をしているから,米ドルは関係ないということにはならない。なぜなら,国際的な商品の価格は米ドルで決められており,円安は物価高になって跳ね返ってくるはずだから。
- こんな例え話はどうだろうか。国際的には,100万ドル以上の資産を持っている人を富裕層と言うらしい。
- それぞれ7500万円の資産を持っているAさんとBさんがいたとする。ドル円レートが1ドル75円だったとき,AさんとBさんはいずれも100万ドル(7500万円÷75円)の資産を持つ富裕層だった。
- Aさんはこの7500万円を日本円のまま預金したが,Bさんは100万ドルの外貨預金にした。
- その後,円安が進んで1ドル120円となったが,Bさんは依然として100万ドルの資産を持つ富裕層だった。
- しかし,Aさんの資産は62万5000ドル(7500万円÷120円)となり,富裕層から転落してしまった。
- 果たして,為替リスクがあるのは円預金であろうか,外貨預金であろうか。
- 4月第4週は383万円の資産減で,4月は4週で282万円の資産増。4月もかろうじて資産増を確保した感じ。税金の支払のために1100万円を出金した。
- 1年の3分の1が終わろうとしているが,今年に入ってから波に乗れていない感がある。週単位でみると,資産増が6週に対し,資産減は11週。月単位で資産増を確保できていることだけが心の支えです。集中力を切らさないように,辛抱強く。
- ユーロドルが上昇したのは予想外だった。週足でのMACDのゴールデンクロスを軽視したのは間違いだったか。チャートの形もかなり底堅い感じになってきたが,それでもここからの反転上昇はないだろう。時間がかかったとしても結局は下落するのでは。
- ドル円は今週わりと底堅かったが,チャートは嫌な形になりつつある。118.30円付近を割ると結構落ちるのでは。
- 所得税の支払いが終わったが,裕福層と呼ばれる人たちが脱税をしたくなる気持ちがちょっとだけ分かった気がする。根底には税負担に対する不公平感がある。ちゃんと支払いますけど,せめて無駄なく有効に使ってほしいと思う。
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口座 |
分類 |
投資額 |
評価額 |
損益 |
備考 |
1 |
国内銀行口座1 |
円預金 |
550 |
550 |
0 |
税金納付,緊急事業資金用の貯蓄 |
2 |
国内銀行口座2 |
外貨預金 |
1800 |
1828 |
28 |
米ドル預金 |
3 |
国内銀行口座3 |
外貨預金 |
-100 |
1255 |
1355 |
米ドル預金,外貨MMF,FX |
4 |
国内証券口座1 |
外貨債券 |
1000 |
1362 |
362 |
米国債,豪ドル建公債 |
7 |
国内証券口座2 |
NISA口座 |
100 |
106 |
6 |
金ETF(1540) |
5 |
海外証券口座 |
外国株式 |
700 |
4763 |
4063 |
米国籍ETF,CCW,FX |
6 |
国内FX口座 |
FX |
-1050 |
594 |
1644 |
|
8 |
法人出資金 |
出資金 |
2000 |
2000 |
0 |
経営する法人への出資,貸付 |
合計 |
5000 |
12458 |
7458 |
|
※金額の単位は万円。投資額は当該口座に入金した金額から出金した金額を差し引いた金額。投資額がマイナスになっているのは入金額よりも出金額の方が多いため。
- 私は,個別株に投資をするつもりはないし,手数料の高い投資信託に投資をするつもりもないので,その意味でインデックス投資の考えた方には基本的に賛成。
- しかし,インデックス投資の考えを突き詰めていくと,売買のタイミングなどは考えず,好きな時に好きなだけインデックスファンドなどを買って,そのままホールドし続けろということになるらしい。
- インデックス投資をそこまで信用しきってしまうのはちょっとどうかと思う。
- そもそも,インデックス投資の背景には「株価は長期的には上がり続ける」という大前提がある。しかし,その大前提は正しいのだろうか。これまで株価が上がり続けてきたからといって,今後も上がり続けるという保証はないのでは。
- 例えば,地球の総人口はこれまで右肩上がりで増え続けているが,だからと言って未来永劫に増え続けると言えるだろうか。やはり環境に限界がある以上,どこかで横ばいになり,いずれ下落に転じると考えるのが自然だろう。
- 人口の増減と経済成長の間には因果関係がありそうだが,地球の総人口の減少といった未曽有の事態に至っても株価は上がり続けると言えるだろうか。人口減はあくまで一つの例だが,経験したことがないことは分からないとしか言いようがない。
- また,実際のところ,日経平均株価は1989年に史上最高値(3万8957円)を記録して以降,四半世紀が経過しているのに,いまだにその半分程度の水準にとどまっている。「株価は長期的には上がり続ける」と言われてもちょっと説得力がない。
- それでも,100年,200年といったスケールで考えれば,日経平均株価も上がり続けるのかもしれない。しかし,人間にとって時間は無限ではないのだから,自分のライフサイクルに合わない尺度で投資を考えても意味がないだろう。
- 私はインデックス投資の考え方には賛成だし実践もしているが,無条件に信用しているわけではない。売買のタイミングは重要だし,アクティブ運用的な発想もそれなりに必要だと思いますがね。
- 4月第3週は282万円の資産減。今週はめずらしくがつがつ勝負に行ったが,調子にのってポジションをとったら金曜日に含み損になってそのまま終了。確定損益ならば500万円ほどプラス。
- ギリシャの支援協議が4月末までにまとまる可能性は低そう。すぐさまデフォルトにはならなさそうだが,4月末にかけてネガティブなニュースがでると,ユーロドルは下落し,ドル円もリスクオフで下落するのでは。
- 一部で4月末に日銀が追加緩和を行うという観測もあるようだが,これもちょっと可能性が低いのでは。すると失望売りでドル円は下落しそう。
- ドル円のチャートを見ても,週足でも日足でもMACDは下落を示唆している。今週の下落でサポートラインも割り込んでいるように見える。
- これまで119円付近がやたらと底堅かったように思うが,アメリカの6月利上げ説が弱まっていることも踏まえると,ドル円はしばらく下落では。
- といってもドル売りには抵抗があるので,しばらくはユーロ円が主戦場と思っている。ユーロドルは短期的には1.05付近が底かもしれないが,下落トレンドは続くだろうし,ギリシャねたで大幅下落の可能性もあるのでは。
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口座 |
分類 |
投資額 |
評価額 |
損益 |
備考 |
1 |
国内銀行口座1 |
円預金 |
1650 |
1650 |
0 |
税金納付,緊急事業資金用の貯蓄 |
2 |
国内銀行口座2 |
外貨預金 |
1800 |
1838 |
38 |
米ドル預金 |
3 |
国内銀行口座3 |
外貨預金 |
-100 |
1247 |
1347 |
米ドル預金,外貨MMF,FX |
4 |
国内証券口座1 |
外貨債券 |
1000 |
1357 |
357 |
米国債,豪ドル建公債 |
7 |
国内証券口座2 |
NISA口座 |
100 |
106 |
6 |
金ETF(1540) |
5 |
海外証券口座 |
外国株式 |
700 |
5040 |
4340 |
米国籍ETF,CCW,FX |
6 |
国内FX口座 |
FX |
-1050 |
703 |
1753 |
|
8 |
法人出資金 |
出資金 |
2000 |
2000 |
0 |
経営する法人への出資,貸付 |
合計 |
6100 |
13941 |
7841 |
|
※金額の単位は万円。投資額は当該口座に入金した金額から出金した金額を差し引いた金額。投資額がマイナスになっているのは入金額よりも出金額の方が多いため。
- 4月第2週は1348万円の資産増。資産は増えたものの,今週については不完全燃焼感が強い。もっと稼げたはずなのだけれど。海外ETFが好調だが,何時までつづくのやら。
- 日足のMACDを見ると,ユーロドルもユーロ円もデッドクロス寸前。週足で見ても下落を示唆しているように思うが,ユーロ円の方が有望そう。しかし,ユーロドルがこのまますんなり安値を更新する展開になるかどうかは分からず,1.05付近で反発があるかも。
- ドル円については,日足のMACDではゴールデンクロスを達成しているようだが,週足ではまだ下落を示唆しており,上値が重いのでは。
- ネットでブログを見ていると,資産運用の目的がアーリーリタイヤという人は結構いるようだ。普通のサラリーマンだとそういう発想になりやすいのだろうけど,アーリーリタイヤして何するのと聞きたくなってしまう。
- 私の場合には,私がリタイヤしてしまうと会社が立ちいかないので。仕事をするのは生活費を稼ぐためだけではない。私がいなくても会社が回るようになったら引退してもいいかなと思っているけど,まあ何時になることやら。
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口座 |
分類 |
投資額 |
評価額 |
損益 |
備考 |
1 |
国内銀行口座1 |
円預金 |
1150 |
1150 |
0 |
税金納付,緊急事業資金用の貯蓄 |
2 |
国内銀行口座2 |
外貨預金 |
1800 |
1838 |
38 |
米ドル預金 |
3 |
国内銀行口座3 |
外貨預金 |
-100 |
1403 |
1503 |
米ドル預金,外貨MMF,FX |
4 |
国内証券口座1 |
外貨債券 |
1000 |
1365 |
365 |
米国債,豪ドル建公債 |
7 |
国内証券口座2 |
NISA口座 |
100 |
107 |
7 |
金ETF(1540) |
5 |
海外証券口座 |
外国株式 |
1200 |
5623 |
4423 |
米国籍ETF,CCW,FX |
6 |
国内FX口座 |
FX |
-1050 |
737 |
1787 |
|
8 |
法人出資金 |
出資金 |
2000 |
2000 |
0 |
経営する法人への出資,貸付 |
合計 |
6100 |
14223 |
8123 |
|
※金額の単位は万円。投資額は当該口座に入金した金額から出金した金額を差し引いた金額。投資額がマイナスになっているのは入金額よりも出金額の方が多いため。
- 4月第1週は401万円の資産減。今週の資産減はかなり悔しいのだが,これが実力ということで。うまく行かないときは行かないものだと思って。じたばたしても仕方がない。
- 雇用統計はかなり悪かったが,この数字だけで長期的な見通しに影響が出ることはないだろう。去年の8月の雇用統計は,速報値の段階では予想を大幅に下まわる14.2万人だったが,その後に修正が相次いで,現在ではしれっと21.3万人になっている。今回もなんだかんだで最終的には20万人前後に落ち着いているのでは。
- ユーロドルは1.1055付近を明確に越えてくれば,二番底確認的な流れになって調整が長引くかも。それでも,短期的にもユーロに強気になれないのはギリシャねたが炸裂する危険があるから。
- やはりユーロを買う選択肢はない。ドル円はどちらかというと下落と思っているが,なかなか思ったように下げてくれない。2月に引き続いてしばらく我慢の時期が続くかも。
|
口座 |
分類 |
投資額 |
評価額 |
損益 |
備考 |
1 |
国内銀行口座1 |
円預金 |
1150 |
1150 |
0 |
税金納付,緊急事業資金用の貯蓄 |
2 |
国内銀行口座2 |
外貨預金 |
1800 |
1830 |
30 |
米ドル預金 |
3 |
国内銀行口座3 |
外貨預金 |
-100 |
1254 |
1354 |
米ドル預金,外貨MMF,FX |
4 |
国内証券口座1 |
外貨債券 |
1000 |
1350 |
350 |
米国債,豪ドル建公債 |
7 |
国内証券口座2 |
NISA口座 |
100 |
106 |
6 |
金ETF(1540) |
5 |
海外証券口座 |
外国株式 |
1200 |
4586 |
3386 |
米国籍ETF,CCW,FX |
6 |
国内FX口座 |
FX |
-1050 |
599 |
1649 |
|
8 |
法人出資金 |
出資金 |
2000 |
2000 |
0 |
経営する法人への出資,貸付 |
合計 |
6100 |
12875 |
6775 |
|
※金額の単位は万円。投資額は当該口座に入金した金額から出金した金額を差し引いた金額。投資額がマイナスになっているのは入金額よりも出金額の方が多いため。